2020年度 洞内イラストガイドカード制作プロジェクト
協力:横浜市立千秀小学校
横浜国立大学 守田正志 准教授
北海道大学 早川裕弌 准教授
東京大学PhD 小倉拓郎
埼玉大学 小口千明 准教授
※ 鶴見大学 緒方啓介 准教授
※ 個人協力
2020年度は、田谷の洞窟の内部の浮彫レリーフを児童がスケッチをし、版画に起こした「洞窟イラストガイドカード」の制作を目指しました。田谷の洞窟に来た拝観者が、このカードを持って歩きながら洞窟内の詳しい解説を知る事が出来るようになるような解説カードの制作を実施しました。将来は英語版も整備していきたいと考えています。今年度は、新型コロナウィルス感染拡大を考慮し、模型制作を中止し、版画を主にした制作授業になりました。児童たちは、洞内の実際のレリーフを彫った彫刻技術の追体験を通して、「暗い中で壁や天井にレリーフを彫る」ことの難しさ・凄さを体感したはずです。
クラウドファンディングや地域の方々のご寄付で「田谷の洞窟 洞内イラストガイドカード」をType AとBの二種類をそれぞれ50部ずつ、合計100部を印刷することが出来ました。このカードは、保存活動へのご寄付頂いた方への寄付返礼品として配布されています。
新型コロナ禍でも、座学だけではない探究授業と制作授業を行うことが出来ました。コロナ禍だからこそ、小学生が力を発揮した素晴らしい版画作品がそろっています。
2020年度学習計画
【制作名】
田谷の洞窟解説カード制作
【寸法】
A5サイズ(2種類・27枚/種類)
【製作人数】
44名
【事前学習】
「田谷の洞窟保存活動」(本保存実行委員会):2コマ
「環境測量+日光」(北海道大学 早川准教授):2コマ
「関東平野の地形と地質+日光」(埼玉大学 小口准教授):2コマ
「日光の寺社建築」(横浜国立大学 守田准教授):2コマ
「田谷の洞窟と文化財+日光」(鶴見大学 緒方准教授):2コマ
「振り返り授業」(本保存実行委員会):1コマ
「洞窟・里山観察授業」(本保存実行委員会+守田+小口):2コマ
【製作授業】
6コマ (※ 小学生の作業時間予定)・・・緊急事態宣言下に付き縮小
「洞内レリーフスケッチ授業」(本保存実行委員会):2コマ
「版画制作授業」(本保存実行委員会+守田+早川):4コマ
【製作指導】
横浜国立大学 守田准教授+学生+当保存実行委員会
【データ提供】
当保存実行委員会+緒方准教授+早川准教授+小口准教授
【デザイン監修】
当保存実行委員会
【主な材料】
版画用絵の具・ペン・鉛筆・版画用和紙