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Cultural Heritage Basic Research
文化財基礎調査

with Associate Prof. Ogata, Tsurumi University.

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Cultural Property Basic Research

​一つ一つのレリーフを丁寧に撮影する。

文化財基礎調査Top

Cultural Heritage Basic Research
化財基礎調査
緒方啓介 教授 (鶴見大学文化財学科)

協力・指導:鶴見大学文学部文化財学科 緒方 教授
協力:
(2017~) 緒方啓介 教授(鶴見大学)​
ボランティア:
(2018~2019.3) 杉山暉(県立金井高校)​
(2018~2019.3) 中藪綾(私立鶴見大学付属高校)
(2018~2019.3) 田村熙(市立戸塚中学校)
2019-01-26 第29回四国ドーム2.jpg
© Copyright

鶴見大学文化財学科の緒方先生の個人的なご協力の基、文化財の基礎的な調査を実施しています。洞内にある約300点のレリーフのデジタル写真記録調査を進めています。風化や劣化が進むレリーフの記録写真をアーカイブする事と、レリーフのそばには肉眼では読めない文字が掘られているものがあり、デジタル処理によりこれらの文字を解読する事が大きな目的となっています。

  • レリーフのデジタル画像記録撮影調査。※ 高校生ボランティアと一緒に調査をしています。

  • レリーフの考察

  • 銘文解読

  • ​年代推考

レリーフの撮影調査は、高校生ボランティア2名参加による拝観時間終了後の調査を実施しています。(2019年3月31日をもって、二人の高校生は調査活動を卒業しました。)

田谷の洞窟のような極小高湿度空間での撮影調査の概要についてご紹介しています。

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洞内の浮彫レリーフの銘文解読や彫像年代の推考についてご紹介しています。(現在調整中)

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実際の調査活動の様子をご紹介しています。

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洞内浮彫レリーフ撮影メソッド Photography Method

Photography Method in Cave
洞内浮彫レリーフ撮影メソッド

協力・指導:鶴見大学文学部文化財学科 緒方准教授

洞内の浮彫レリーフを撮影するって、

何に気を付ければいいんだろう…?

暗い、狭い…

撮影機材には、どんな性能が必要なんだろう…

​ここでは、撮影調査で直面した困難について

ご紹介します。

撮影調査にはこんな苦労があります…

通路が狭くてレリーフを画角に納める事がとても難しい!!

​人一人がやっと通ることが出来るところにレリーフが!!

​レリーフは基本的に人の頭の高さより高いところにある!!

高いところで、6m近い場所にレリーフがある!!

レリーフの地と図が同色!!

照明で陰影を創らないと、図が分らない!!

1年中​ほぼ100%の高湿度空間!!

撮影機材が結露します!!レンズが・・・

田谷の洞窟の近くにあるNikonに技術指導と協力をお願いしたのですが、残念ながらご協力を頂くことが出来ず、自力で機材選定や撮影技術を試行錯誤しています。

​360°カメラ(THETA)での撮影は、株式会社リコーのご協力を頂いています。

​Method-One
極小空間撮影(Ultra-small Space Photography)
 極小空間撮影(Ultra-small Space Photography)
撮影手法-極小空間撮影-AI.jpg
  • カメラのファインダーを覗けない!!

  • Wifi or Bluetooth対応カメラが必須!!

  • ​小型カメラ

 高所撮影(High Position Photography)
Method-Two
高所撮影(High Position Photography)
撮影手法-高所撮影-AI.jpg
  • カメラのファインダーを覗けない!!

  • Wifi or Bluetooth対応カメラが必須!!

  • ​軽量なカメラが必須!!

  • ​リモート回転雲台が必須!!

  • ​6.0mカメラ三脚(揺れにくいもの)が必須!!

 ライティング(Lighting)
Method-Three
ライティング(Lighting)
撮影手法-Lighting-AI.jpg
  • 電源照明と手持ち照明を併用!!

  • ​レリーフに着色がないので、影を出すことが大切!!

  • 近すぎるとホワイトバランスのムラが大きくなる!!

  • ​レリーフごとに照度コントロールが必要!!

  • ​​空間が狭いので照明スタンドは使用できない!!

 超高湿度環境(Ultra-high humidity)
Method-Four
超高湿度環境(Ultra-high humidity)
撮影手法-高湿度撮影-AI.jpg
  • 入洞直後に機材が結露してしまう!!

  • ​調査中に機材が結露してしまう!!

  • 出洞直後に再結露してしまう!!

  • ​防水カメラが必須!!

  • ​カメラ内部でも結露してまう!!

銘文解読・年代推考 Inscription Reading & Aetas Estimation

Inscription Reading & Aetas Estimation
銘文解読・年代推考

協力・指導:鶴見大学文学部文化財学科 緒方准教授
技術協力    :北海道大学 早川裕弌 准教授       

洞内のこんなに多くの美しいレリーフは

一体、いつ彫られたんだろう・・・?

​ここでは、銘文解読と年代推考について

ご紹介します。

Now Under Renewal

文化財調査活動の様子 Cultural property survey activities

Cultural property survey activities
文化財調査活動の様子

協力・指導:鶴見大学文学部文化財学科 緒方准教授

​ここでは、実際の調査活動の様子について

ご紹介します。

 Visit by Tokyo Cultural Property Institute & Yokohama City
Public Administration visit by Tokyo Cultural Property Institute and Yokohama City (Cultural Property Division)
東文研・横浜市(文化財課)来洞視察

東京文化財研究所の保存修復の先生と関連専門研究者の方々が来洞視察され、基礎調査の指導をして頂きました。また、横浜市教育委員会事務局生涯学習文化財課の方々にも来洞して頂き、保存活動の詳細を確認していただきました。

 東文研・横浜市(文化財課)来洞視察
 鶴見大 緒方准教授 指導・調査 Associate Professor Ogata Guidance/Survey
Supervision and research by Prof. Ogata, Tsurumi University
鶴見大 緒方 教授による指導・調査

鶴見大学文化財学科の緒方啓介(教授)の個人的なご協力で記録撮影の方法や江戸美術等の指導を受けています。また、様々な調査や保存活動にもご協力いただきています。(注:個人協力で鶴見大学の公式な協力ではありません。)

 中高生ボランティアによる調査 School students volunteers
Survey by junior and senior high school volunteers
中高生ボランティアによる調査

中学生や高校生のボランティアによる調査を実施しました。毎週土曜日の拝観時間終了後に、洞内の全レリーフのデジタルカメラ撮影調査を実施してきました。洞窟内は高湿度で極小空間で、場所によっては2mを超える高所撮影を実施しました。難しい条件下での撮影に関する問題を現場で皆で考え、一つ一つ解決しながら作業を行ってきました。

 極小空間での撮影調査 Ultra-small space photography survey
Photographic surveys in ultra-small spaces
極小空間での撮影調査

カメラレンズからレリーフまで1mもない狭い所があります。そにもかかわらず、レリーフが大きいので、カメラを設置してもカメラのファインダーを覗けないレリーフがたくさんあります。レリーフをファインダーに収まるようにカメラの三脚を立てる事はとても苦労しました。